格下に5点大勝も ハリル監督「本田の後継者」見つからず

公開日: 更新日:

 しかし、ハリルホジッチ監督がやろうとしているのは、タテに素早い攻撃、スピーディーなショートカウンター、90分間フルに動き回るサッカー。攻撃系選手には俊敏性や機動性を求め、選手同士の素早い連動性を重視している。

 足元で受けたがる本田にボールが入ると攻撃の流れが悪くなるというのがハリルホジッチ監督の考え。本田が30歳を過ぎて迎えるW杯本番の頃にはキレ味が鈍り、スピードが落ち、フィジカル全体が衰えることを想定しているのだ。

 そこでハリルホジッチ監督は、本田の代役候補としてMF原口元気(24=ヘルタ)、MF清武弘嗣(26=ハノーバー)のドイツ組にG大阪FW宇佐美貴史(23)、鹿島FW金崎夢生(27)、川崎FW小林悠(28)を呼び、この日のアフガニスタン戦では原口、清武、金崎が先発出場。後半34分には小林が投入された。

 試合自体は日本が5─0で圧勝。後半13分に金崎のアシストで清武がチーム2点目を決め、33分には金崎がダメ押しの5点目を押し込んだ。

「あくまで“弱いアフガニスタンが相手”という前提の上ですが、トップに入った金崎は再三シュートに絡み、結果も残した。トップ下の清武は、持ち前の安定感のあるプレーで攻撃陣をリード。原口はチームプレーに進歩を見せた。右サイドでプレーした後半は、右SB酒井宏(25)と連係しながら相手守備陣を崩すシーンが多かった。この日、起用された攻撃系選手は、まずまずの動きを見せた」(サッカージャーナリスト・六川亨氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束