新監督唯一の黒星発進 金本阪神「超変革」どこまで貫ける

公開日: 更新日:

「負けたけど、選手はいいものを見せてくれた。1年間続けてほしい」

 中日に2-5で敗れ、新監督の中で唯一の黒星発進となった阪神の金本監督(47)だが、あくまで前向きだった。

 オープン戦で結果を残したドラ1の高山(明大)、高卒3年目の横田を1、2番で起用。阪神に久しく出てこなかった若手を前面に出し、スローガンである「超変革」の一端をアピールした。

 初回、高山がプロ初安打で出塁。横田は投ゴロに倒れて高山と入れ替わる形で出塁すると、すかさず二盗に成功。新助っ人のヘイグの適時打で先制した。

 足でも攻めた。五回には、三走の西岡が三ゴロ併殺崩れの間に本塁を陥れると、投手のメッセンジャーも二盗を決めた。前任の和田監督とは違い、選手の好プレーには笑顔で喜び、感情を表に出してムードを高めた。

 ただ、問題はこれからだ。甲子園のネット裏には日本一熱狂的なファン、日本一厳しい評論家がいる。阪神ファンのひろさちや氏(宗教評論家)は「まだ1試合だけですが」と前置きした上でこう言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動