感覚だけを頼りに…タンデムで魅せる鹿沼由里恵の“神業”

公開日: 更新日:

 
「以前はアルミ製のタンデム車を使っていましたが、1台50万円前後で買える半面、重さがありました。カーボン製に換えてからは、田中選手の上半身の強さもあって、軽いのにブレが少なく、安定した高速走行ができるようになりました。リオに向け、各国では自転車の開発競争が過熱していています。自転車の進化でタイムも短縮しますから脅威です。でも、私はこのタンデムで金メダルを取りたい。出場するからには狙っていかないと」

 現在、都内のネット関連企業に勤務しながら、自宅やジムで連日平均5時間に及ぶ練習をこなす鹿沼さん。

 田中選手に特注の愛車――“相棒”たちと共に今夏、五輪の頂点に挑む。

▽かぬま・ゆりえ 1981年5月生まれ。25歳の頃から「クロスカントリースキー」をはじめ10年バンクーバーパラ五輪7位入賞。12年からパラサイクリングをはじめ、14年ロード世界選手権で優勝。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"