ハリル日本FW岡崎にあって宇佐美にないもの

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連載コラム【釜本邦茂「ズバッと言わせてもらう」】

 ハリルホジッチ日本代表が、W杯の2次予選を7勝1分けで1位通過した。無敗で最終予選に進出。もちろん喜ばしいことではあるが、テレビやスポーツ紙みたいに手放しで喜んでいいのだろうか? 大いに疑問だ。

 24日のアフガニスタン戦、29日のシリア戦とも5-0とスコア上は圧勝だった。しかし、政情不安でサッカー強化もままならない国を相手に前半は1点しか取れず、後半になって相手選手が疲弊してからゴールを量産しても、決して胸を張れるようなことではない。

 W杯予選2試合を見ながら「果たして日本は進歩しているのか?」と不安になってしまった。止める、蹴る、パス、シュート、防ぐ、守るなど基本プレーでミスが多過ぎる。ミスから相手にボールを奪われ、カウンターを仕掛けられて際どいシュートを打たれる。

 日本はシリアに前半5本、後半には10本ものシュートを打たれた。

 相手にロクに攻撃させないで無失点だったわけではない。そこをシビアに検証しないといけない。

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