恵みの雨に救われ 前年覇者スピース“連覇”に向け首位発進

公開日: 更新日:

【マスターズ】

 大方の予想を覆す首位発進となった。

 昨年覇者のJ・スピース(22)がフェース面に亀裂が見つかったエースドライバー抜きでボギーなしの66で回り、単独首位に立った。

 昨年は大会最少記録タイの通算18アンダーで優勝。マスターズ委員会は今年、好スコアを出させないために練習ラウンドからグリーンを硬く仕上げたから「昨年みたいに多くのバーディーは取れない」と選手たちは口を揃えていた。

 ところが、前日の雨でグリーンのコンディションがガラリと変わった。ピンを狙うショットがよく止まり、6メートルを超える強い風が吹く中でも、オーガスタのグリーンにタッチが合うスピースは果敢に攻める。前半3バーディーで折り返すと、バック9も10番2.5メートル、13番4メートル、18番で1メートルのバーディーパットを沈めた。昨年初日の64には届かなかったものの、ツアートップ(平均パット数1.674)のパッティングでグリーンを囲むパトロンを何度も沸かせた。

「4番、16番は厳しい所に打ってしまった。ボギーにしなくてよかった。この(強い)風を頭に入れてしっかり打った。66というのは、これまでの中でもかなり良いラウンドのひとつだ。アイアンでは最高のコントロールが出来たわけではないが、たくさんのパットを決めた。ボギーなしのラウンドというのは目標ではなく、アンダーパーで回ることを目指した。このコースには良い感じを持っている」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • ゴルフのアクセスランキング

  1. 1

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  2. 2

    女子プロ下半身醜聞“3股不倫”男性キャディーは「廃業」へ…9年の出禁処分が与える致命的ダメージ

  3. 3

    都玲華プロと“30歳差禁断愛”石井忍コーチの素性と評判…「2人の交際は有名」の証言も

  4. 4

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です

  5. 5

    米ツアーシード権喪失の渋野日向子に“原英莉花の復活ロード”「下部ツアー」参戦のススメ

  1. 6

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  2. 7

    「紅白に出たい」岩井千怜が悲願達成の条件は?「2人セットでなければ画にならない」テレビ関係者は辛辣

  3. 8

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  4. 9

    海老原清治プロ(76)が目からウロコの提言…高齢者が続けるためには「ルールを変える必要がある」

  5. 10

    下半身醜聞・小林夢果の「剛毛すぎる強心臓」…渦中にいながら師匠譲りの強メンタルで上位浮上

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾