二軍コーチも歯切れ悪く 初登板先送りG内海“本当の状態”

公開日: 更新日:

■チャンスは一度だけか?

 確かに「経験」はある。11、12年に2年連続最多勝。だがそれも過去の栄光で、左肩痛を発症した14年は7勝9敗。左前腕部を痛めた昨季はわずか5試合の登板で2勝1敗、防御率は5.01だった。

 ここ2年は故障と不振で、原前監督から戦力として見てもらえず、「経験」でごまかすことができないほど衰えているとの声もある。

 尾花一軍投手コーチは昨秋から「内海は下半身を鍛えて上半身にパワーを伝える。それが指先にかかるようにメカニックを見直しているところ」と内海再生に乗り出していたが、一、二軍首脳陣が総動員で手を尽くしても結果につながらないのが現状だ。

 田口に登板を吹っ飛ばされたのは、20歳左腕の方が優先順位が上だから。高橋監督がくれる一度のチャンスをモノにできなければ、次回が「見納め」になる可能性もある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々