「完璧でした!」
負ければ借金生活突入となる試合を救ったのは、兄の陰に隠れていた弟だった。
13日のDeNA戦。阪神の新井良太(32)が2-2で迎えた九回に、左翼席に今季2号となる特大の一発を放ち、チームは接戦を制した。
広島にいる兄の新井貴浩(39)は先日、2000安打を達成。同日の中日戦でも1点ビハインドの九回に同点適時打を放つなど4番としていい働きをしている、通算288安打と、実績では大きく引き離されている弟は今季、北條、陽川ら若手を抜擢する金本監督の方針もあり、控えに甘んじていた。
ライバルとなる北條は2打数無安打に終わったこともあり、次戦はスタメンの可能性もあるか。