日本初参戦で即V 韓国人プロに席巻許す男子ツアーの惨状

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【関西オープン】

「優勝を目指そうという気持ちはありませんでした」

 5打差を逆転して日本ツアー初出場初優勝を遂げた趙炳旻(26)だ。

 最終日は3バーディー、2ボギーとスコアを1つ伸ばしただけだが、最終組で一緒に回った10アンダー首位発進のS・ストレンジ(39)が76、7アンダー2位発進の朴ジュンウォン(29)が77と崩れて勝利が転がり込んだ。

 だから、「まだ実感がない。信じられない気持ちです」と本人が一番ビックリした。もっとも本心は「日本ツアーって、こんなに簡単に勝てちゃうの?」と、驚いたハズだ。

 趙は2009年にプロ転向し、韓国ツアーでは3年間シードを持っていた。一昨年にシード落ち、昨年は韓国下部ツアーで2勝して今年の韓国ツアー出場権を手にしている。そして母国では日本ツアー賞金王2度の金庚泰(29)の近所に住み、「(金は)仲のいい先輩です。韓国より大きな舞台の日本ツアーで活躍をしていて、自分もプレーしたいと思った」と昨年日本ツアーQTを受験。最終QT25位資格で日本ツアーに参戦。出場順位が下りて、初めてレギュラー大会に出場しての勝利だった。

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