勝ち星遠いヤンキース田中 評論家は首脳陣の“過保護”指摘

公開日: 更新日:

 一昨年まで同僚だった黒田博樹(現広島)は08年にドジャースに移籍して以降、同じように投球スタイルを変えてメジャーに適応した(通算7年で79勝79敗)。

「勝ち星がつかないのは、打線の援護以上にジラルディ監督の見極めが早過ぎることが大きいのではないか(今季100球以上は3試合)。田中の右肘への配慮もあるでしょうが、勝ち星を得るには首脳陣が辛抱できるかにもかかっています」(武田氏)

 右肘に配慮するどころか、いま以上に田中に投げさせれば勝ち星はついてくるというのだ。

 もっとも、大崩れしない代わり、得点をまったく許さなかったのは12回中2回だけだ。投球スタイルを変えたのだから仕方がないとはいえ、投げれば必ずといっていいくらい点を取られる右腕に年俸23億5000万円とはヤンキースもいまごろ舌打ちしているに違いない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑