重鎮サッカー記者バークレー氏 ユーロGL総括&決勝Tを展望

公開日: 更新日:

――参加国が16から24カ国に増えました。それについては?

「08年に(欧州連盟会長だった)プラティニが24に増やすと決めた時、正直バカげていると感じました。強国との実力差が広がり、レベルが下がる懸念がありました。しかし、今大会は予想以上にスリリングな展開になっています。どのグループリーグも3試合目までもつれ、ポルトガルは最後の最後まで生き残れるかどうかの瀬戸際にひんした。ハンガリーやアイスランドといった小国の台頭も、大会を大いに盛り上げてくれました」

――小国躍進の背景をどう見ていますか?

「アイスランドがF組を2位通過したのは、チームスピリットに負うところが大です。選手たちがお互いに協力し合おうという姿勢を前面に押し出して戦った。守備組織も強固でした。C組3位でベスト16入りした北アイルランドは、得点こそウクライナ戦の2点だけでしたが、攻守のバランスが非常に取れている。F組を1位突破のハンガリー、あと、突破できなかったとはいえ、アルバニアの健闘も称えたい。躍進した国々に共通するのは堅守の徹底です。しっかりとブロックをつくって守り、カウンターやリスタートから得点を狙う戦術が、非常によく機能していると思います」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  3. 3

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    初の黒人力士だった戦闘竜さんは難病で入院中…「治療で毎月30万円。助けてください」

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が“本塁打王を捨てた”本当の理由...トップに2本差でも欠場のまさか

  4. 9

    “条件”以上にFA選手の心を動かす日本ハムの「圧倒的プレゼン力」 福谷浩司を獲得で3年連続FA補強成功

  5. 10

    吉沢亮は業界人の評判はいいが…足りないものは何か?