重鎮サッカー記者バークレー氏 ユーロGL総括&決勝Tを展望

公開日: 更新日:

――今大会で新たなサッカーの潮流は感じられましたか?

「08年、12年のユーロを連覇したスペインのパスサッカーのような【指標になりうるスタイル】は、現時点ではまだ見られない。スペインにしても、自国の強豪バルセロナがカウンターを織り交ぜた形にシフトしているように、どの国も戦い方に幅を持たせている。それはドイツやイングランドにも言えることでしょう。近代サッカーでは『バランスと臨機応変さ』がキーワードになっている。ひとつの傑出した国が世界基準をつくるという時代は、もう終わったのかもしれません」

――ベスト16が出揃いました。優勝予想は?

「ファイナルに進む可能性があるのはスペイン、イングランドあたりかな。スペインは(グループリーグで)クロアチア戦を落としましたが、決勝トーナメントから立て直してくるでしょう。イングランドも今回はチャンスですね。ただし、私自身はスコティッシュなのでイングランドの優勝はあまりうれしくないです(苦笑い)。決勝トーナメント以降も、じっくり見ていきたいと思っています」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  3. 3

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    初の黒人力士だった戦闘竜さんは難病で入院中…「治療で毎月30万円。助けてください」

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が“本塁打王を捨てた”本当の理由...トップに2本差でも欠場のまさか

  4. 9

    “条件”以上にFA選手の心を動かす日本ハムの「圧倒的プレゼン力」 福谷浩司を獲得で3年連続FA補強成功

  5. 10

    吉沢亮は業界人の評判はいいが…足りないものは何か?