代打翌日に3年ぶり欠場 ハム中田翔はプライドがズタズタ

公開日: 更新日:

 それから1カ月。大谷は投手として連勝街道を突っ走り、打者としても中軸として成長。登板時は目下5戦連続投打同時出場を継続中だ。その一方、中田は不調のトンネルから抜け出せず、ついにベンチを温めるはめに。チームの中心を中田から大谷へとシフトして、それが現時点で好結果を生んでいるようなのだ。

 しかし、まだ、シーズン中だ。これまでブレーキだった4番が抜けて一時的に打線がつながることはあっても、外された方のプライドはズタズタだろう。

「中田が腐ったミカンにならないか心配です」と、前出のOB氏がこう続ける。

「曲がりなりにも日本代表の4番を打った男ですからね。実績もあればプライドもある。『別に何も思わない』と口では言ってみても、不信感は増幅したに違いない。日本ハムは実際、ベテランの高給取りを放出、チームの新陳代謝を図ってきましたから。問題は影響力ある主力がふてくされ、よどんだ空気が内部に充満することです。これまでFAで出て行ったベテランの中には故障して離脱した最中、代わりに若手が使われただけで自分は必要とされていないと勝手に思い込み、チームのムードに水を差したのもいました。内部には中田以外にも主力の高給取りが何人かいるだけに、彼らも含めて今後の起用法が難しくなりましたね」

 試合後の栗山監督は今後の中田に関して、

「腰が大丈夫になるのを待つだけ」

 と話したが、連日の起用法は波紋を呼びそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?