前人未到6冠へ 父親が明かすヤクルト山田の“素顔と本音”
「球場でユニホーム姿を見ると、ホンマに息子かなと思うくらいですよ」
目を細めてこう言うのは父・知規さん(58)だ。
今季、2年連続トリプルスリーはおろか、前人未到の打撃タイトル6冠王に驀進するヤクルトの山田哲人(23)。今や日本球界最高のスラッガーと称される息子について、「高校時代まで大きな注目を集めるような選手ではなかったし、まさかプロに行くとは思ってもみませんでした」と感慨深げだ。
兵庫県警生活安全部に勤務する知規さんは、毎試合欠かさずテレビ中継で息子のプレーを見ている。今年5月には母・則子さんと神宮球場で観戦。その後、山田と食事をした。
「そのときは疲れたようなそぶりを見せていましたが、私たちの目の前で本塁打を打ってくれた。精神力、集中力は凄いなと思います」