女子レスリング伊調馨が史上初4連覇 “残り4秒”の大逆転劇

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 絶対王者が偉業を成し遂げた。リオ五輪女子レスリング58キロ級の伊調馨(32)が、決勝でワレリア・コブロワゾロボワ(23=ロシア)に勝利。女子個人種目で五輪史上初となる4連覇を達成した。

 初戦からの3試合は、わずか1失点と危なげなく勝ち上がった。決勝では過去に吉田沙保里を破った経験を持つロシアの強豪相手に苦戦を強いられた。第1ピリオドは相手の反則から1点を先取したが、2分20秒すぎに片足タックルからバックを取られ、2点を返される。1点リードを許して第1ピリオドを終えた。

 第2ピリオドはいきなりピンチに立たされた。30秒すぎに一瞬の隙を突かれて片足を取られ、相手に押し込まれる。試合を決めかねない窮地を、相手の上体を抱きかかえるようにして動きを封じ、辛うじて逃げ切った。

 その後は相手の反則にてこずり、攻め手を欠いたが、試合が動いたのは残り15秒すぎだった。片足を取られ、グラウンドで上体を返そうとする相手の猛攻に、必死に耐える。直後、取られた右足を引き離すと、最後はバックを取って2点を加え試合をひっくり返した。残り4秒での大逆転劇である。

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