「自分のために」 レスリング太田忍“お気楽ファイト”で銀

公開日: 更新日:

 リオ五輪レスリング初日の男子グレコローマン59キロ級決勝で太田忍(22)がイスマエル・ボレロモリナ(24=キューバ)と対戦。0-8のテクニカルフォールで敗れ銀メダルに終わった。日本男子は52年ヘルシンキ大会から続く(不参加のモスクワ除く)メダル獲得を16大会に伸ばした。

 太田はパワーで勝る相手に終始、押され気味。投げ技などで計6点を失って第1ピリオドを折り返すと、第2ピリオドでバックを取られて(2点追加)マットに沈んだ。

 太田は1回戦でロンドン大会金メダルのハミド・ソルヤン(イラン)を5-4で撃破。その後も昨年の世界選手権(米国・ラスベガス)2、3位の選手を相次いで破る快進撃を見せたが、最後に息切れである。

「初出場でもプレッシャーや緊張はなかった。のびのびと戦えた」と振り返った通り、自然体で試合に臨むのが太田のスタイル。初めて五輪のマットに上がる男子選手は実力を発揮しきれないケースが珍しくない。周囲の期待やプレッシャーでガチガチになるためだが、太田はそんな雑念とは一切、無縁だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲