メダル射程圏の日本男子400mリレー 決勝への“不安材料”
そこで不安なのが桐生の存在である。京都・洛南高3年時に100メートル10秒01の好タイム出し、「日本人初の9秒台は時間の問題」と時代の寵児となった。が、その後は故障などもあって期待を裏切り続け、6月の日本選手権では3位で号泣。リオ五輪の100メートルも予選(13日)で敗退した。
リレーの予選後、桐生は「リレーはリレーとして自分の役割を果たすために走った」と胸を張ったが、大事な場面で何度も失速劇を演じているだけに、不安のタネは尽きない。