ソフトB&ハム要注意 最下位オリの意地がパ覇者を決める

公開日: 更新日:

 また順位が入れ替わった。首位・日本ハムと2位ソフトバンクの熾烈な優勝争い。1ゲーム差で迎えた14日は、日ハムがオリックスに敗れ、ソフトバンクが楽天に勝ったため、ゲーム差なしでソフトバンクが首位に再浮上した。

 直接対決は残り2試合。ここで連勝した方が優勝に近づくのは間違いないが、「キーマン」になるのが最下位オリックス。ソフトバンクは3試合、日ハムは2試合の対戦を残しているからだ。

 ソフトバンクは後半戦、オリックスに2勝8敗と大きく負け越し、日ハムに追いつかれる要因になった。日ハムは15勝7敗1分けで勝ち越しているが、この日はエースの有原がKO、救援した斎藤が火に油を注いで3失点するなど大敗した。

 僅差で優勝争いをする終盤は、「とりこぼした方が負け」だ。中でも、最下位チーム相手に星を落として優勝を逃すことは往々にしてある。最たる例が88年の近鉄だ。最下位ロッテとのダブルヘッダー第2戦、延長十回引き分けに終わり、優勝を逃した。いわゆる「10.19」である。

 08年、巨人阪神との13ゲーム差をひっくり返して「メークレジェンド」を果たした年も、9月以降は巨人が同年最下位の横浜に4勝1敗だったのに対し、阪神は3勝3敗1分けと勝ちきれなかったことが大きかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  2. 2

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  3. 3

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった

  4. 4

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  5. 5

    ASKAや高樹沙耶が参政党を大絶賛の一方で、坂本美雨やコムアイは懸念表明…ネットは大論争に

  1. 6

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 7

    世良公則、ラサール石井…知名度だけでは難しいタレント候補の現実

  3. 8

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  4. 9

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 10

    フジの「ドン」日枝久氏が復権へ着々の仰天情報! お台場に今も部屋を持ち、車も秘書もいて…