エース岸が海外FA権獲得も 引き留め気配みせぬ西武の本音

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 今季は主砲のメヒアと契約を延長。来季から3年総額15億円という破格の条件を出した。さらに、来季は順調なら年俸1億円の浅村が国内FA権を取得する。25歳の伸び盛りの流出防止のために今から複数年契約を結ぶ必要があり、年俸4億1000万円の中村も、来季が4年契約の最終年だ。「おかわりくん」の愛称で人気の看板選手だけに、来オフの引き留めは誰よりも優先される。

 たとえマネーゲームにならずとも、岸に回せるカネがあるか怪しい。

「来季32歳という岸の年齢も、複数年契約にはネックになる。近年はケガも多く、昨季もキャンプ中に背中を痛めて出遅れ、5勝6敗です。もちろん、岸が抜ければ痛手だが、今季自身初の2ケタ勝利を挙げた菊池や若手の高橋光らがいますからね。やりくり次第では何とかなると球団は踏んでいるようです」(球団OB)

 つまり、「チーム編成の遅れ」なんて単なる建前。それどころか、「岸が移籍なら年俸が浮く」とソロバンをはじいているかもしれない。

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