ハリルどう使う? 横浜M斎藤はイラク戦・豪戦の秘密兵器

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 W杯アジア最終予選(6日のイラク戦=埼玉スタジアム、11日のオーストラリア戦=メルボルン)に招集されたドイツ・マインツのFW武藤嘉紀(24)が9月29日に古傷の右ヒザを、ドイツ・アウクスブルクのFW宇佐美貴史(24)も同日、足首の筋を痛めて代表合流を辞退した。

 代表常連の左サイドアタッカー2人が一度にいなくなり、同じポジションの横浜M・FW斎藤学(26)が、合宿前日の1日に追加招集された。

 この斎藤の評判がすこぶるいい。そもそも9月29日に日本代表のハリルホジッチ監督が合宿メンバーを発表した際、斎藤の名前がないことにJリーグ関係者からも「日本人ドリブラーの中で一番キレキレ。いくら欧州組偏重とはいえ、呼ばないのはもったいない!」という声が噴出していた。

「斎藤のストロングポイントは、左サイドからドリブルで持ち込み、カットインしてシュートに持ち込むところですが、加えて効果的なタテへの突破力もあり、相手DFにとっては非常に守りづらいアタッカーです。さらにもうひとつ。14年ブラジルW杯以降、相手ゴール前までドリブルで攻め入り、絶妙なタイミングでラストパスを繰り出すこともできるようになった。今合宿では、いじられ役としてムードメーカーにもなっており、日本代表の重要な戦力の一人と言っていいでしょう」(元サッカーダイジェスト編集長・六川亨氏)

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