試合“同時中継”ではっきり 世界と日本のレベルは雲泥の差

公開日: 更新日:

■国内にはびこる“ローカルルール”

 国内男子は同じ日にBSオープンが行われたが、「ほぼ同じ時間帯に米ツアーはライブ中継、日本ツアーは録画放送があって、誰が見ても日米ツアーのレベル差がよくわかったでしょう」と評論家の宮崎紘一氏がこう続ける。

「CIMBクラシックは世界ランクトップ10のうち8選手欠場とビッグネーム不在とはいえ、最後まで緊迫した面白い展開だった。米本土開催より距離は短いが、ピン位置は池のすぐそばとか、粘りのあるラフなどいたるところに落とし穴があった。プロの高い技術や精神力の強さを要求するシビアな設定になっていた。そこでプロは守っていては勝てない。優勝を争う選手はみな最後までピンを攻め続けて、見せる要素が詰まっていた。下位から誰が猛追してるのかというワクワク感もあった。ところが日本では勝った小平の上がり2ホールはボギー、パーとなんとも締まりがなかった。選手層の薄さやゴルフの質の低さばかり目立った」

 優勝賞金も違う。CIMBクラシックは126万ドル(約1億3000万円)と高額だが、BSオープンは3000万円と1億円も差があった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?