メンタルコーチ代えV 今季2勝目の全美貞に“プロの眼力”

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【NOBUTA マスターズGCレディース 最終日】

 首位に4打差4位発進の全美貞(33)が7バーディー、ノーボギーの65でプレー。通算17アンダーで大逆転。今季2勝目、ツアー通算24勝目を挙げると、試合後の会見でこんな秘話を語った。

「メンタル(トレーニング)は前からやっていたけど、前のメンタルコーチをやめてから徐々によくなってきました(笑い)。(今は)韓国の有名な先生で、野球とかサッカーのチームとかのメンタルトレーナーとして長い間やっている精神科の先生です。成績中心にゴルフをしているんじゃないかと言われて、そう言われると成績が出ないと落ち込んだりしてたので。そうじゃなく楽しむ方法もあるからやってみなさいと」

 今は男女にかかわらず、フィジカルやメンタルコーチと契約しているプロゴルファーが少なくない。特にメンタルコーチは、選手のプライベートの悩みも聞き、心の奥底まで入り込むため信頼関係が重要になる。

 あるツアー関係者が言う。

「スイングを見てくれるプロコーチだけでなく、近年はメンタルコーチの数も急増している。昨年のW杯で日本中を沸かせたラグビーの日本代表にも女性のメンタルコーチがいて五郎丸選手などが平常心でプレーできたという。だが、メンタルコーチの指導を受けても期待したような結果が出なければ契約を打ち切ったり、スランプを脱した選手のコーチに切り替えるケースも少なくない。トッププロになると、契約コーチの指導力の見極めも重要です」

 全美貞にはその「目」があったということか。

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