揺れる平田良介…中日と残留交渉の裏で3球団が熾烈争奪戦

公開日: 更新日:

「水面下では激しい綱引きが行われています」

 中日平田良介(28)についてこう話すのは、あるパ球団の編成担当だ。

 今季、国内FA権を取得した平田は去る2日、中日と残留交渉を行った。今季年俸7000万円から1億3000万円程度の3年契約を提示されたもようで、交渉の席ではナゴヤドームの人工芝の改善などを要望。FA宣言するかどうかについては今後も交渉を重ねるようで、「愛着もある。残留を第一に考えている」としながら、「納得しなければ行使する」と話し、決断にはしばらく時間がかかりそうだ。

 中日は、同じくFA権を取得した大島に対し、条件を上積みして残留に傾かせた。平田にも同様の処遇をしているとみられるが、その一方で早い段階から、複数球団が獲得調査に乗りだしている。

 いの一番に関心を示したのはヤクルトだった。守備力の高さ、勝負強い打撃に加え、ムードメーカーにもなる明るい性格に着目。チームには、平田と同学年で公私で親交がある川端慎吾がおり、溶け込みやすい環境でもあることから、移籍先の有力候補といわれていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動