ジョコに完敗で終戦 錦織はビッグタイトルよりパンク先か

公開日: 更新日:

 試合時間はわずか66分。錦織圭(26)はジョコビッチになす術なく敗れた。

 現地19日に男子テニスの今季最終戦、ATPワールドツアー・ファイナルズ準決勝が行われ、世界ランク5位の錦織は、同2位のジョコビッチ(29)に6度のブレークを許し1-6、1-6で完敗。

「彼(ジョコビッチ)が強すぎた。ほぼ何もできずに終わってしまった」と語った。

 1次リーグ2戦目のマリー戦(同1位=16日)で大会最長の3時間20分を戦い、体力を激しく消耗した末に惜敗。1次リーグ敗退が決まっていたチリッチ(同7位)との18日の試合もフルセットで敗れた。この日の錦織は明らかにガス欠で、ジョコビッチも「ケイはベストな状態とはほど遠かった」と言った。しかし、今のままでは「ベストな状態」でもジョコやマリーの壁は破れないだろう。

 身長178センチ、75キロの錦織は、トッププロの中では小柄だ(マリー190センチ、ジョコ188センチ、ワウリンカ183センチ、ラオニッチ196センチ、チリッチ198センチ)。ビッグサーバーのようにポンポンとエースを取れないため、常にラリー戦を強いられる。多彩なショットや前後左右に動き回るプレーは見ている者にとっては面白いが、コートを走り回る選手にはつらい。といって、一年を棒に振ってフォームを改造したところでラオニッチのように230キロ以上の高速サーブなど打てるわけがない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”