陽岱鋼も入団合意…巨人の“史上最強補強”にV9戦士が落胆

公開日: 更新日:

 午後、練馬から鷺宮(東京・中野区)にある荒川さんの家に行きバットを振る。荒川さんを乗せて球場に入り、試合が終われば荒川さんを自宅に送り、そこでまたバットを振る。当時、荒川さんの早実の後輩でもあるロッテの榎本(喜八)さんも毎日来ていたし、王(貞治)や末次(利光)もナイターが終わると荒川さんの家でスイングをチェックしてもらっていた。まさに、荒川道場です。

■「育たないから補強」の論理

 川上(哲治・享年93)さんや荒川さんにはたくさんのことを教わりました。自分が指導者になったとき、もちろんすべて真似することはできなかったが、「本気」で選手に接するということはやってきたつもりです

 今の巨人を見ていると、指導者に「本気」が感じられない。だから、選手が育たない。育たないから、フロントは勝つために補強するのでしょう。

 例えば、今の広島日本ハムの1、2番打者は打席でよく粘るし、試合展開で自分のやるべきことがよくわかっている。巨人の打者は、ここは出塁するのか、次につなぐのか、打席で意図が見えない。それはコーチが教えていないからです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動