村田HCが酷なノルマ…巨人・岡本に“大田の二の舞い”危機

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 奈良の智弁学園高時代に通算73本塁打。ドラフト1位で指名したくらいだから、巨人の関係者は「素材は一級品」と口を揃える。入団時、原前監督は「ボクの中では三塁だね。やっぱり大型三塁手として、しっかり育てていきたい」と能力を高く評価。数々のタイトルホルダーを育てた内田巡回打撃コーチは、「私が携わった選手の中で一番かも。彼を育てられなければという責任感で緊張しているくらい」とまで言っていた。

■村田ヘッドコーチを直撃すると…

 しかし、明らかに伸び悩んでいる。

 2年目の昨季はキャンプから正三塁手の座をベテラン村田(36)と争ったが、オープン戦で結果を残せず、開幕前に二軍落ち。結局、一軍では3試合で10打数1安打に終わった。もちろん、本人の実力の問題もあるだろう。が、果たして才能を開花させるための環境が整えられたか。そういう意味では、チーム編成の問題がもっと大きい。

 このオフ、三塁には村田がいるにもかかわらず、そのライバルとして新外国人のマギー(34)を補強。村田へのリベンジのチャンスも与えられず、岡本は外野に追われた。

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