アジア大会2個目の金獲得 高木美帆は“四刀流”が強さの源

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■姉と組んだ団体で重圧払拭

 メキメキと成長を続ける一方で、プレッシャーは重くのしかかった。橋本聖子から「スケート連盟の宝」といわれ、日本スピードスケート史上最年少の15歳で挑んだ10年のバンクーバー五輪の結果は散々。14年のソチ五輪は代表選考にさえ残れず、いつしか「大舞台に弱い」といわれるようになった。

 それを払拭したのがソチ代表の姉・高木菜那(24)。15年の世界距離別選手権で姉と組んだ団体パシュートで強豪のオランダチームに競り勝って金メダルを獲得してひと皮むけた。昨年のW杯では女子1000メートルで初優勝。全日本選手権では全4種目で完全優勝を果たし、14年ぶりの快挙となった。来年の平昌で8年分の屈辱を晴らすつもりだ。

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