冬季アジア大会でメダル量産 札幌が狙う2030年五輪開催地

公開日: 更新日:

 19日に開幕した冬季アジア札幌大会は、日本勢のメダルラッシュに沸いている。

 20日には、スピードスケート女子1000メートルで小平奈緒(30)、高木美帆(22)の日本勢がワンツー、フィニッシュ。スノーボード回転では前日の女子大回転で金メダルを獲得した家根谷依里(32)が銀メダル、男子の鈴木湧也(22)は2位に入った。W杯や五輪に比べてレベルが劣るだけに当然とはいえ、日本勢の躍進が目立っている。

 日本での冬季アジア大会は03年青森大会以来14年ぶり。札幌での開催は86、90年に続いて今回で3度目になる。今回はアジアオリンピック評議会(CA)の強い要望もあって、札幌市を含めた周辺自治体とともに開催を決めた。寒冷地が少ない上に、冬季競技の大会を開催できるだけの環境が整った都市は限られるためだ。今回のアジア大会開催を契機に札幌市を中心とした北海道の自治体が次に狙っているのは、2度目の冬季五輪開催だという。

■地元財界に加え大手企業の支援

 すでに札幌市は昨年11月に日本オリンピック委員会(JOC)に開催計画書を提出。今後は地元住民に賛否を問い、冬季五輪開催に賛同が得られれば、本格的な招致活動に乗りだすとみられる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因