アジア大会2個目の金獲得 高木美帆は“四刀流”が強さの源

公開日: 更新日:

 21日、「冬季アジア大会」女子スピードスケート1500メートルに出場した高木美帆(22)が1分56秒07の大会新記録で優勝した。前日の3000メートルも自身の国内最高を塗り替える大会新記録で制したばかり。1000メートルでは小平奈緒(30)に僅差で敗れて銀となったが、2つ目の金メダルを「後半落ちなかったのが良かった」と振り返り、会場を訪れた子供たちとハイタッチを交わすと、「少しでもスケートに興味を持ってもらえればと思った」と話した。

 父親は帯広のトラクター製造会社で働くサラリーマン。兄と姉の影響で5歳のころにスピードスケートと出合った高木は、小学生になるといろんなスポーツをトライした。小学1年からヒップホップダンス、翌年からはサッカー、陸上など幅広いジャンル、競技を経験。中学ではサッカー部で男子に交ざってフォワードとして活躍し、北海道選抜として「U-15」の合宿にも参加した。

 中学まで「四刀流」を続けたのは、高木を指導するコーチの方針。例えば、米国の学生は2つ以上のスポーツに取り組むのが当たり前。ひとつのスポーツに特化しないことが、バランスの取れた体を育んだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動