平昌V最有力 小平を追う海外強豪“1000分の1ミリ差”の戦い

公開日: 更新日:

 女子のエースの勢いが止まらない。

 スピードスケートの世界スプリント選手権で総合優勝を果たした小平奈緒(30)。日本勢の女子では史上初、男子も合わせれば2度(83、87年)優勝した黒岩彰に次ぐ2人目の快挙である。

 今季の小平はW杯500メートルで6勝をマークし、世界距離別選手権(9日~12日=韓国・江陵)の500メートルも日本女子初優勝。来年2月の平昌五輪金メダルの最有力候補に挙がっている。

 今季の小平はスタートダッシュや位置取り、コーナリングの巧みさなどが好結果につながっているが、安定した足元も好調要因のひとつだ。

 小平は今季から、スケートシューズを本場オランダのメーカーで新調。オフの間に改良を重ねて開幕に間に合わせた。スピードスケートで勝敗を大きく左右するとされる刃(ブレード)が自身の滑りにピッタリと合い、安定した滑りを生み出しているという。

 小平は「今回、いい形で締めくくれたのは、五輪につながってくる」と手応えを口にしたが、油断は大敵だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち