レスリング栄和人氏 女子柔道陣のホテル泊に“ダメ出し”

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 栄本部長によれば、柔道は国内で合宿を張る際、宿泊するのはビジネスホテル。一方、レスリングの合宿地は新潟・十日町の廃校になった校舎を道場兼宿泊施設として再利用している。周囲にはコンビニはもちろん、自動販売機すらない山奥だ。現地での地獄のような合宿は女子レスリングの年中行事の一つになっており、栄本部長は「合宿するのにホテルに泊まっているようではダメ」とこう続けた。

「本当は十日町でやりたかった。強くなるには技術的なことはもちろん、精神修行も必要だから。柔道(全柔連)はお金があるから、ホテルに泊まっているけど、次回はぜひ、十日町でやりたいね」

 要するに十日町のような辺ぴな場所で自らを追い込まないと、精神的にタフにはなれないというわけ。女子柔道の強化にはレスリングとの合同練習よりも、山奥での武者修行が必要か。

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