プレーオフの末V逸し涙…上田桃子はなぜ勝てなかった?

公開日: 更新日:

「本戦18番ではレイアップの守りに入ってパーセーブでもいいと考えたのだろう。しかしボギー、バーディーで西山に追いつかれ、プレーオフでは一転して攻めに出た。ここ2年間勝利から遠ざかっており、しかも地震復興の地元熊本の大声援を受けていた。早く決着をつけたい気持ちが強く、地に足がついていなかった。本来なら楽勝ペースなのに、冷静さを失って自滅してしまった。プレーオフでの2打目はつま先下がりのライで、この時季は芝が薄くてユーティリティーを手にするにはリスクが高かった。上田は攻め方がチグハグで、マネジメントができていなかった。一方の西山は本戦、プレーオフともレイアップの3打目勝負と同じプレースタイルを貫いた。戦い方を変えれば不安が生じる。その差が勝敗に出た」

 試合後、「勝って頑張っていこうという思いを(地元に)伝えられず、情けないと思う」と涙を浮かべて振り返った上田。「アグレッシブに行く」をテーマに掲げた最終日だったが、最後の最後でカラ回り。詰めが甘いと指摘されても仕方ないはずだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情