課題修正しサクッと3安打完封 G菅野は全力投球必要なし

公開日: 更新日:

「前回は自身が降板した後に2番手の谷岡が打たれ、菅野に自責点がついた。周囲には『球数が多い』とか『いつも全力でメリハリがない』などと指摘された。リリーフ陣が苦しんでいることもあるし、うるさい外野を黙らせるためにも、球数も力も抑えながら、最後まで投げ切るつもりだったのでしょう。日本のエースとしてWBCの激戦を戦った疲れは当然あるだろうから一石二鳥の脱力投法。昨季は防御率のタイトルを取りながら9勝と勝ち星に恵まれなかった。ひとりで長い回を投げる試合を増やせれば勝ち星もついてくるという算段もあるでしょう」

 ヤクルト戦は15年に0勝4敗と苦手にしたが、昨季は3勝0敗と克服済み。菅野は「このままいくと来週は広島と。強敵だけど、立ち向かっていく準備をして真っ向からぶつかりたい」と宣言した。ヤクルト相手に全力投球は不要と言わんばかりの省エネ投球。この男には、広島以外のチームは眼中にないようだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし