米で“4A選手”の典型が現在2冠 ペゲーロは楽天が安住の地

公開日: 更新日:

 ペゲーロには妻と1歳の男の子がいる。妻は70年代レッズ黄金時代に抑えとして活躍したペドロ・ボーボンの娘。兄のペドロ・ボーボン・ジュニアもブルージェイズなどで活躍した元大リーガーだが、妻は過去に米国でカード詐欺をはたらき実刑判決を受けている。14年、ペゲーロがマリナーズ時代に親交があったヘルナンデスの夫人のデビットカード番号を聞き出し、高級ブランド品を購入。被害額は2000万円ともいわれた。

「12球団の多くはペゲーロが日本向きの好選手との情報を得ていた。身内の汚点を知り、獲得を断念したのが巨人といわれている」(パ球団渉外担当)

 そんな男に目をつけたのが楽天だった。楽天はDV騒動を起こしたジョーンズ(13~14年)、妻が小切手の不正使用で検挙されたゴームズ(16年)など“いわくつき”の選手も受け入れてきた。

「米国では、レンジャーズやナショナルズなど一部球団がこうした問題選手を取り、比較的安い給料で活用している。レンジャーズの抑え・ブッシュはかつて、飲酒運転でひき逃げ事件を起こし、懲役51カ月の実刑を食らった選手です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは