スライドの巨人マイコラス 広島戦雨天中止で弾くソロバン

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 12日の広島―巨人戦は雨天中止。試合開始直前に雨が強まったものの、広島には恵みの雨となった。前日に広島入りし、主力選手に休養が与えられた巨人とは違い、東京からの当日移動だった。

 広島は6日の9点差逆転負けの傷を癒やす間もなく、チーム防御率4・11と投壊が止まらない。特に中継ぎ陣は登板過多になっており、緒方監督は「中継ぎ陣だけじゃなくて、野手陣も東京から移動してきたところだったから、いい休養になった」と中止を歓迎した。

 今季の対戦成績1勝5敗と分が悪い巨人は、弱り目の広島を叩きたかっただけに、高橋監督は「天気がいいか悪いかだから」と恨み節。一方、先発予定だったマイルズ・マイコラス(28)は13日にスライド登板となり、ほくそ笑んでいるのではないか。悪条件の中で投げないで済んだからだ。

「昨季の広島戦の防御率は4.00、13勝3敗で最高勝率のタイトルを獲得した2年前も同4・32。通算1勝3敗と唯一、相性が悪い。先日、『甲子園みたいな軟らかいマウンドは嫌いなんだ』と漏らしたが、雨中の試合なら足場は軟らかいどころか、ぐちゃぐちゃになる。相性が悪い広島相手なら、少しでもいい条件で投げたいところ。12日にメッセンジャーが5勝目を挙げたが、4勝で追うマイコラスも、13日の試合で5勝目となれば、21勝ペースです」(球界関係者)

 今季で巨人との2年契約が切れる。年俸2億4000万円から「20勝」以上で5億円以上の条件を引き出すか――。メジャーへ復帰するにせよ、大事な契約最終年。この助っ人にとっても、恵みの雨となった。

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