クロスプレーで故障再発か 他球団が狙う阪神・糸井の右膝
「決して右膝の状態は良くないとみています」
某球団の首脳陣の一人が、阪神の糸井嘉男(35)についてこう言っている。
糸井は今季、オリックスからFAで阪神に移籍。開幕から全試合に3番中堅でスタメン出場し、打率.325、4本塁打、26打点。得点圏打率.452はリーグトップと勝負強さを発揮し、首位快走の原動力になっている。
前出の首脳陣は、「糸井が入ったことで阪神打線は一気につながるようになった。後ろに福留が控えているから、簡単に勝負は避けられない」としながらも、「攻めどころはある」と言うのである。
それは古傷を抱える右膝にある。1月の自主トレ中に関節炎を発症したことでキャンプはスロー調整。オープン戦のフル出場は、開幕直前の3月25日までズレ込んだ。