代表復帰に一歩前進も バド桃田賢斗を悩ます“50cmの壁”

公開日: 更新日:

 違法賭博行為による無期限の出場停止処分から復帰したバドミントン男子シングルスの桃田賢斗(22)が、日本代表入りに一歩前進である。

 9日に発表された最新の日本ランキングで桃田は11位から6位に浮上。1年1カ月ぶりの復帰戦となった5月の日本ランキングサーキット大会を制して日本ランク8位以内に入ったため、日本代表入りの前提となる全日本総合選手権(11月、東京)の出場資格を満たした。同大会で2位以内に入れば、ナショナルチーム入りの道も開かれるとはいえ、世界の大舞台への復帰を目指す桃田に50センチの壁が立ちはだかる。

 故障などで長期にわたって実戦から遠ざかった選手は復帰後、しばらくはシャトルのコントロールに苦しむからだ。トップ選手ですら、相手との距離感や打つ際の力加減を誤るなどして、スマッシュが狙ったところに打てずに、落下点に50センチ程度のズレが生じるのは珍しくないという。

 実際、桃田は復帰戦後に「練習ではどこに落ちると分かっても、相手がいると(シャトルの落下点が)分からなくなる」と1年以上のブランクにより感覚に狂いが生じたと明かしている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  2. 7

    高市首相のいらん答弁で中国の怒りエスカレート…トンデモ政権が農水産業生産者と庶民を“見殺し”に

  3. 8

    ナイツ塙が創価学会YouTube登場で話題…氷川きよしや鈴木奈々、加藤綾菜も信仰オープンの背景

  4. 9

    高市首相の台湾有事めぐる国会答弁引き出した立憲議員を“悪玉”にする陰謀論のトンチンカン

  5. 10

    今田美桜「3億円トラブル」報道と11.24スペシャルイベント延期の“点と線”…体調不良説が再燃するウラ