実は正統派の押し相撲 宇良は決して“曲芸力士”にあらず

公開日: 更新日:

 相手の懐に入り込み、上からのしかかられるところを逆に足を取って後ろに反って倒す―――宇良(24)はまるでプロレスのリバース・スープレックスのような技「居反り」を引っ提げ、15年に角界入り。その身軽さは、まるで曲芸師か体操選手さながら。十両だった1月場所では、やはり珍手の「たすき反り」を決めている。

 アクロバット力士と呼ばれることもある宇良だが、ある親方は「決してイロモノ力士ではない」と話す。

「確かに跳んだり跳ねたりばかりが目立つが、宇良の根底にあるのは、れっきとした押し相撲。決まり手のうち、一番多いのが押し出しですからね。どんな体勢からでも反撃できるのは、強靱な下半身の粘りがあってこそ。ただピョンピョン跳ねて勝てるほど相撲は甘くない。代名詞の居反りは幕内にいる限り、見る機会はないでしょう。それは、誰よりも本人が理解している。入門時に105キロだった体重が、5月場所では137キロ。今後はトリッキーな相撲自体が減るのではないか」

 前相撲から3年で幕内に昇進し、5月場所は11勝4敗。スピード出世は木瀬部屋だからこそ、という声もある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    オコエ瑠偉 行方不明報道→退団の真相「巨人内に応援する人間はいない」の辛辣

  2. 2

    矢沢永吉&松任谷由実に桑田佳祐との"共演"再現論…NHK紅白歌合戦「視聴率30%台死守」で浮上

  3. 3

    ヤクルト青木宣親GMは大先輩にも遠慮なし “メジャー流”で池山新監督の組閣要望を突っぱねた

  4. 4

    神田沙也加さん「自裁」の動機と遺書…恋人との確執、愛犬の死、母との断絶

  5. 5

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  1. 6

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 7

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  3. 8

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  4. 9

    大谷翔平、笑顔の裏に別の顔 日刊ゲンダイは花巻東時代からどう報じてきたか、紙面とともに振り返る

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情