全米女子OPは韓国勢一色…プロが指摘する日本プロとの差

公開日: 更新日:

 よくもまぁ、次から次に出てくるもんだ。

 今年の全米女子オープンゴルフは、韓国パク・ソンヒョン(23)の逆転優勝で幕を閉じた。韓国選手の頂点は、1998年の朴セリから数えて9度目。直近10年では7度目の制覇になる。もちろん日本選手の優勝はなく、メジャー優勝は77年の樋口久子が最後だ。

 今大会で上位にきた韓国選手の年齢を見ると、トップ10入りした8選手に30代以上はいない。それどころか、2位に終わったアマチュアのチェ・ヘジンはまだ17歳。このアマを含めて25歳以下は4人。トップ20まで広げると7人もいる。韓国勢は強いだけでなく、若手がどんどん育っているのだ。

 9人が出場した日本勢は予選通過が3人。日本のテレビ局は、今季で引退する宮里藍(32=41位)のプレーを長々と放映していたが、韓国選手との実力差は歴然だ。米ツアーを主戦場とする横峯さくら(31)と宮里美香(27)もサッパリ。今大会直前の試合で6位に入った上原彩子(33)のトップ10入りは6年ぶり。上原は全米女子OPの出場資格さえなかった。ツアー1年目の畑岡奈紗(18)は予選通過にさえ苦労しているのが現状だ。現在米ツアーで優勝できるだけの力を有するのは、今大会33位で母親が韓国人の野村敏京(24=米通算3勝)のみだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性