21歳初出場で涙の銀 “遅咲きの新鋭”大橋悠依が大ブレーク

公開日: 更新日:

 女子競泳に新鋭が現れた。

 水泳の世界選手権は24日(日本時間25日未明)、女子200メートル個人メドレー決勝を行い、大橋悠依(21=東洋大)が2分7秒91で銀メダルを獲得。初の世界選手権で日本記録を0秒54更新し、今大会の競泳では日本勢初の表彰台に立った。

 大橋は最初のバタフライこそ出遅れたが、続く得意の背泳ぎで一気に巻き返して優勝したカティンカ・ホッスーに続いて2位に浮上。平泳ぎ、クロールでは安定したパフォーマンスを発揮して、そのままゴールした。

 電光掲示板で着順とタイムを確認した大橋は大きくガッツポーズ。水面に拳を叩き付けて喜びを爆発させた。5位に入った今井月と抱き合うと大粒の涙を流した。

 レース後の大橋は「2番になれると思っていなかったのでびっくりしている」と話したが、レース展開について聞かれると「思い切りいけた。自分でも泳いでいて速いと感じた」と振り返った。

■東洋大入学後に伸び悩んだことも


 滋賀県出身の大橋は北島康介らを育てた平井伯昌コーチの指導を受けるため、東洋大の門を叩いたが、入学後は貧血や故障に苦しみタイムは伸び悩んだ。一時は競技をやめることも頭をよぎったそうだが、食事療法やウエートトレーニングなどで肉体改造に着手。海外での高地合宿を繰り返してスタミナづくりにも励んだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々