移籍は得か損か ダルのドジャース入りをMLB通はどう見る

公開日: 更新日:

「貧打、拙守、リリーフ陣の不調と三重苦だったレンジャーズ時代と比べれば、新天地では大幅な勝ち星の上積みが期待できますよ」

 米7月31日のトレード期限ギリギリにドジャースへ移籍したダルビッシュ有(30)について、こう言うのはスポーツライターの友成那智氏だ。

 2日現在、チーム打率は30球団中28位(.240)のレンジャーズに対して、ドジャースは10位(.259)。

 リリーフ陣の防御率は30球団中22位(4.47)のレンジャーズに対し、ドジャースは2位(2.91)。ジャンセンはメジャーを代表するストッパーだ。

「ドジャースは強力打線とリリーフ陣が話題に上りますが、守備も安定しています。中でもベリンジャー、ペダーソン、プイグの外野3人は守備範囲が広いうえに強肩。拙守に足を引っ張られることなく、無駄な失点も減るはずです」

 本拠地球場の差も大きい。ダルはグローブライフ・パーク・イン・アーリントンについて「(バットの)先っぽでも(打者が)泳いでも、(打球が)上がると落ちてこない。他の場所で投げるのとではまったく違う」と話している。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」