松井裕もペゲーロも…3位確定の楽天はCS前から“満身創痍”

公開日: 更新日:

 本拠地開催はかなわなかった。

 4日、楽天ロッテと延長十二回までもつれる激戦の末に引き分け、3位が確定。投手6人、野手も1人を残して使い切る総力戦の甲斐なく散った。楽天はこの日、松井裕樹(21)とアマダー(30)を登録抹消。さらに、主軸を任されていたペゲーロ(30)はベンチ外とし、茂木栄五郎(23)も先発を外れた。残り試合全勝が2位でのCS進出の最低条件だったにもかかわらず、主力が相次いで離脱。試合前から漂っていた“終戦”ムードが現実になった。

 梨田監督は左ヒジの張りで二軍落ちした守護神に、「あんまり無理をさせたくないので。ひどい状態ではない。完治を優先させる。疲れを取ってCSに向けて努力してほしい」と話した。

 “CSに備えて”といえば聞こえはいいが、チームの内情はボロボロ。与田投手コーチは「(松井裕は)しばらく様子を見る。疲労の蓄積で体の張りが出てきて、それによって(体の)バランスの悪さを修正できずにいる。直さなければと頭では分かっていても、不安を感じれば思うようにできないもの。一度(左肩を)ケガしているので、なおさら」と指揮官とは対照的に厳しい表情だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  4. 4

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  5. 5

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  1. 6

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明

  2. 7

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  3. 8

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  4. 9

    元TOKIO国分太一の「人権救済申し入れ」に見る日本テレビの“身勝手対応”

  5. 10

    “気分屋”渋野日向子の本音は「日本でプレーしたい」か…ギャラリーの温かさは日米で雲泥の差