マナーは最高も…日本の観客に「もっと応援を」と専門家

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【ツアー選手権リコー杯 2日目】

 4年ぶりの日本人賞金女王誕生へ期待がかかる鈴木愛(23)が、「ずっとため息をついてイライラしていたので、非常に気分の悪い一日だったと思います」と、ホールアウト後は仏頂面だった。

 7位発進の2日目はノーバーディー、1ボギーの73。通算イーブンパー11位タイに順位を落とした。

 そんな時はギャラリーがもっと声を出して、落ち込む鈴木を激励してもいい。日本人はプロのプレーを邪魔せずマナーはいいのだが、観戦を楽しむのが下手だ。

 米事情に詳しいゴルフライターの吉川英三郎氏がこう言う。

「米ツアーはギャラリーが選手と一緒に戦っているという雰囲気がある。だから難しいショットが成功すれば大きな拍手と歓声が自然と湧き起こる。それがプロの力になります。ところが日本のギャラリーはおとなしくて、ゾロゾロと応援するプロと歩いているだけ。それはゴルフをよくわかっているか、いないかの違いともいえます」


 例えば、フェニックスオープンは16番パー3をぐるりと囲む1万5000人を収容する名物スタジアムがあり、スーパーショットには大歓声、グリーンを外せば大ブーイングになる。心底観戦を楽しんでいる。

 外国人選手に女王タイトルをさらわれないように、観客は鈴木をもっと応援してもいい。

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