米LA入り大谷 敏腕代理人と各球団“二刀流プラン”を選別

公開日: 更新日:

 日本ハムからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す大谷翔平(23)が、交渉解禁に向けて本格的に動き始めた。

 11月29日(日本時間同30日)にロサンゼルス入り。1日(同2日)にもポスティングシステムが発効されるため、現地では各球団との交渉を前に代理人のネズ・バレロ氏と打ち合わせを行う。

 すでにバレロ氏が求めた具体的な二刀流プランなどを記した書面は、大半の球団が提出済み。今後は大谷を獲得する意思のある球団のGMをロス市内のバレロ氏の事務所に招き、大谷本人も交え、より詳細な起用法などの説明を求めるとみられる。

 大谷は、契約金の上限が決まっており、2000万ドル(約22億円)の入札金と合わせても、格安で獲得できるだけに、代理人の事務所には全30球団の編成責任者が押し寄せる可能性もある。当初、二刀流に否定的だった球団まで、ここにきて百八十度、方向転換しているからだ。

 2014年に渡米した田中将大(現ヤンキース)が代理人のケーシー・クロース氏の事務所で行ったヤンキースとの交渉には球団幹部に加え、ジラルディ監督(当時)ら首脳陣が同席。チームの紹介ビデオにはOBの松井秀喜氏を起用した。

 大谷を巡っては、すでにマリナーズが球団のレジェンドであるケン・グリフィーJrを交渉役に抜擢。大谷のハートを射止めようと、他球団もエースや主力選手を交渉に同席させるといわれる。

 現地では正式契約に備えて、メディカルチェックも行う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  5. 10

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ