白鵬がワイドショーの次なる標的…相撲ファンの識者苦言

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 吉川潮氏(作家)がこう語る。

「ワイドショーのコメンテーターの中には、明らかに相撲を知らない人やテレビ中継さえ見たことがないという人がいる。相撲に愛情がないから、元相撲記者や相撲中継のアナウンサーだった人に比べて内容が薄っぺら。インターネットなどで得た付け焼き刃の知識で、視聴者におもねるようなことしか言わない。日馬富士の引退で今回の事件は収束に向かっているのに、ワイドショーはコメンテーターを使い、火が消えそうな炭にフーフーと息を吹きかけ消さないようにしている。まるでこの事件が、いつまでも続いて欲しいという印象さえ受けますね」

 さらに前出の松野氏が言う。

「米国の著名なジャーナリストのウォルター・リップマンは、『われわれは疑似環境の中で暮らしており、現実環境を知らないまま、疑似環境の情報を付与されている』と指摘している。マスコミというのは大衆に真実を伝えているとは限らない。情報源がテレビだけなら、それを見た視聴者の考えは不確実な情報がベースとなる。これは罪です。新聞やテレビがまともな報道をしない限り、この国の将来は、危うい。日馬富士暴行問題のタレ流しは、日本の知的レベル低下の象徴です」

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