白鵬がワイドショーの次なる標的…相撲ファンの識者苦言

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 この報道に好角家の松野弘氏(東農大客員教授)は黙ってはいない。

「特別国会では、北朝鮮問題、森友・加計問題、サラリーマンの増税問題等、国民にとって重要な政策課題が話し合われている。民放の情報番組はこうした政策課題をあまり取り上げず、日馬富士問題一色。国民をバカにするのもいい加減にして欲しい。そもそも相撲は江戸時代から興行で成り立っていた水商売のようなもの。大正時代に相撲好きの皇太子(摂政宮)が、当時の相撲協会に下賜金を与え、摂政宮賜盃(後に天皇賜杯)がつくられた。協会はこの時、相撲の興行ビジネスから財団法人化を急いだために、国技、相撲道などという明確な理念はなかったようです。つまり大相撲はスポーツビジネスであり国技ではない。テレビは今、スポーツ界の暴力事件よりも国民に伝えなければならないことが山ほどある。いつの時代もそうだが、政治的な話題が排除されてニンマリしているのは時の政府です」

■「日本の知的レベル低下の象徴」

 呆れたワイドショーに加担しているのが、訳知り顔のタレントやコメンテーターたちだ。

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