5月場所休場の横綱大の里は焦らず「左肩腱板損傷」を治せるか…元横綱の親方・師匠が導く長期戦
「あせらない」を心に刻めるか。
10日初日の大相撲5月場所。8日に休場を発表したのが横綱大の里(25)だ。相撲協会に提出した診断書によれば、「左肩腱板損傷で要加療1カ月間」。昨年11月場所で左肩鎖関節を脱臼し、先場所は途中休場。今回は左腱板と、ケガの連鎖となりつつある。
「腱板損傷は角界ではさほど珍しくない。程度は力士によってまちまちだが、いずれにせよ、『その部位を使わずに時間が経てば治る』ケースが多い。とはいえ、その使わないというのが難しい。横綱なので休場しても番付は下がらないが、最高位だけに『長く休んでいられない』というあせりも出てくるでしょう。ただ、その意味では大の里は周囲に恵まれている。その1人が元横綱鶴竜の音羽山親方です」(角界OB)
鶴竜は横綱時代の2015年に同じ左肩腱板を損傷。しかし、2場所休んで治療に専念し、21年まで綱を張った。
「音羽山親方は春巡業に帯同し、そこでも大の里に休場を勧めるなどアドバイスを送ったそうです。師匠である元横綱稀勢の里の二所ノ関親方も横綱昇進直後に左胸と左上腕の筋肉を負傷。当時はあせりからか、出場と休場を繰り返し、腰や足も負傷するなどケガが連鎖。満身創痍となり、引退を余儀なくされた。そうした経験があるので、弟子に同じことはさせませんよ」(同)
二所ノ関親方は当初から長期戦を覚悟。8日には、「(ケガとの戦いは)長くなるとは思っていた。1場所、2場所で治るケガじゃない」と話した。
土俵の最高位と言ってもまだ25歳。当面は先輩たちのアドバイスに従い、治療に専念だ。


















