日本記録なら1億円 東京マラソンは五輪メダルより現実的

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 2月25日号砲の東京マラソンの招待選手が22日発表された。

 海外からの招待選手は、昨年の大会で2時間3分58秒のコース記録を出したウィルソン・キプサング(35=ケニア)やリオ五輪銀メダルのフェイサ・リレサ(27=エチオピア)ら12人。国内招待選手は前回日本選手最高の8位となった井上大仁(25)にハーフマラソン日本記録保持者の設楽悠太(26)、青学大時代に「山の神」と呼ばれた神野大地(24)、神大のエースとして昨年11月の全日本大学駅伝で優勝に貢献した鈴木健吾(22)ら12人だ。

 昨年のベルリンマラソンで2時間9分3秒(6位)の自己新を記録した設楽は都内で行われた記者会見で、日本記録より6秒早い2時間6分10秒を目標に掲げ、「(日本記録更新は)厳しいかもしれないが、絶対に破るという気持ちを忘れずにやりたい」と力強く語った。

 東京マラソンの主催者は昨年、記録を狙えるように終盤のアップダウンをなくすコースに変更。前世界記録保持者のキプサングは会見で「東京マラソンは世界でも最速のコース」と言った。過去に4度も2時間3分台で走ったことがあるキプサングなら、2時間2分57秒の世界記録更新も夢ではないかもしれない。

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