春日野部屋傷害事件で貴乃花一派が食らう強烈しっぺ返し

公開日: 更新日:

■責めを負うべきは当時の執行部

 林文科相が言及した、事件を公表しなかった協会のスタンスについてはどうか。

 春日野親方は4年前の事件発生後、当時の北の湖理事長や危機管理委員会の顧問だった小林慶彦氏らに報告したとし、隠蔽を否定している。公表すべきは北の湖理事長以下、当時の危機管理部長の貴乃花親方、危機管理担当の小林顧問、危機管理委員長の宗像紀夫氏らだろう。刑事事件を公表しなかったどころか、隠蔽の意図があったとすれば責めを負うべきは彼らであって、現執行部ではない。

 貴乃花親方と小林顧問は、いまも昔もツーカーの間柄。昨年10月、北の湖理事長の三回忌法要後の食事会でも、親しげに話していた。その小林顧問が代理店関係者からの500万円の裏金をわしづかみにしてバッグにしまう動画が流出して騒ぎになった際、「返したから問題ない」と結論付けたのが宗像氏。同氏は貴乃花親方と一緒になって理事会で声を荒らげたこともある。中立の立場を強調しながら、しかし、テレビでは結果として貴乃花親方を利する発言を繰り返している。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代に挑んだ男」加納典明(43)500人斬り伝説「いざ…という時に相手マネジャー乱入、窓から飛び降り逃走した」

  2. 2

    「時代に挑んだ男」加納典明(44)玄関で“即挿れ”&即帰、次へハシゴ…「湧き出る欲望に正直なんだ」

  3. 3

    U18高校代表19人の全進路が判明!プロ志望は7人、投手3人は中大に内定、横浜高の4人は?

  4. 4

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  5. 5

    広瀬アリス&赤西仁の交際報道に《裏切られた》…女性ファンが“オタクアピール”に強い拒否反応

  1. 6

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    黒木メイサの新恋人報道でジャニーズJr.ファン大パニック…発端は週刊文春公式Xの「大物ジュニア」だった

  4. 9

    次期巨人監督へ桑田二軍監督が腕まくり! 松井秀喜氏への“つなぎ登板”は球団の思惑とも合致

  5. 10

    沖縄尚学・末吉良丞の「直メジャー」実現へ米スカウトが虎視眈々…U18W杯きょう開幕