春日野部屋傷害事件で貴乃花一派が食らう強烈しっぺ返し

公開日: 更新日:

 林文科相は26日、閣議後の会見で春日野部屋の傷害事件を相撲協会が公表していなかった問題に言及。「相撲協会は暴力問題の再発防止策のひとつとして、全力士を対象に暴力行為の実態調査を提言している。それが適切に行われるよう注視したい」と言った。

 暴力はもちろん、言語道断だ。元力士は懲役3年、執行猶予4年の有罪判決を受け、春日野親方は不起訴処分を受けている。問題は4年前のこの事件が明らかになったタイミングと意図に、事件を公表しなかった協会のスタンスだ。

 タイミングと意図に関していえば、2月2日に迫った理事選をにらんだものであることは明らかだ。

 理事選の前には必ずといっていいほど、この手の“紙爆弾”やスキャンダルが公になる。だれが新たな理事に就任するかによって、協会内部のパワーバランスが変わってくるからだ。

 今回、ターゲットになったのは春日野親方。執行部の要職である広報部長にして、最大派閥である出羽海一門の総帥だから、“火元”は現執行部に刃を向ける勢力に違いない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  2. 2

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  3. 3

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  4. 4

    W杯最終予選で「一強」状態 森保ジャパン1月アジア杯ベスト8敗退からナニが変わったのか?

  5. 5

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  1. 6

    指が変形する「へバーデン結節」は最新治療で進行を食い止める

  2. 7

    ジョン・レノン(5)ジョンを意識した出で立ちで沢田研二を取材すると「どっちが芸能人?」と会員限定記事

  3. 8

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 9

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  5. 10

    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も