3連覇狙う大会は結局棄権…松山英樹“左手首痛”の深刻度

公開日: 更新日:

【フェニックスOP】

 大会3連覇を目指した松山英樹(25)は、2アンダー(29位)で回った初日のラウンド中に左手首を痛め、第2Rスタート前に棄権した。プロ転向した1年目の2013年にも左手親指付け根(関節)の炎症で日本シリーズなどを欠場したことがある。左手首には常にテーピングをしているように、この周辺は弱い部分といえる。

 左の手首や親指の痛みは、当然スイングにも影響する。松山のスイングは、テークバックがゆっくりで、一瞬トップで止まるように見える。切り返しの“間”に特徴がある。左手の親指でクラブの重さを感じ、そこから切り返しのタイミングを計っているのだが、米ツアーでは「ストップ時間が長い」といわれている。見た目にはわからなくても、痛みのため切り返しのリズムが乱れたらボールはコントロールできない。

 テニスの錦織は昨年、右手首の故障で8月からツアーを離れた。痛みをごまかしながらプレーを続けていたが、最後は患部が悲鳴をあげた。

 左手首痛はプロゴルファーの職業病だ。故障がクセになったらメジャー制覇の夢は泡と消える。

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